不動産・雑感

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土地の売買と中古住宅の売買を比較すると、

中古住宅のほうが建物がある分、契約書類も多いし、調査項目も多いので苦労も多いですが

土地(更地)の売買のほうが緊張する面もあります。

というのも、中古住宅の場合、購入者はその中古住宅に住む事が目的なので、建物について不適合責任免責であれば・・

確率的にトラブルは少ないし、都市計画や建築基準法・その他の建築に関する規制については、

建て替え自体が、ずーーっと先の事なので、購入者もあまり気にしないし、

土地を掘り返す事が当分無いので、もしも、地中の埋設物に関する予期せぬ問題があったとしても

発覚しません。数十年後に問題が発覚しても、たぶん時効です?

しかし、土地売買の購入者は、購入したらすぐ建てますよ。

契約時~引渡しまでには判らなかった新事実みたいな事が判明すれば、すぐトラブルになります。

住宅メーカー等の建築業者が現地調査をして、希望の間取りが無理とか、地盤が悪いとか、

掘ってみたら何かでてきたとか・・珍しくもない話です。

中古住宅の売買より調査項目が少なく、カンタンな印象のある土地売買ですが、

基本的な調査でもキッチリ確実にやりましょう。

都道府県の条例等の関係法規や、埋蔵文化財の調査、地中埋設物、埋設管、電柱の移設、

土地境界の確認、擁壁、越境の有無、消防法、土壌汚染・他・・徹底的に調べてないと・・・・