昨日、知人の業者(社長)から道路の調査方法について相談された時の話です。
調査対象物件が接道義務を満たさない敷地で、いわゆる再建築不可の可能性が高い物件でした。
物件所有者は複数の賃貸物件を所有するオーナーさんで、調査対象物件は・・
老朽化した貸家(空家)がいくつかある敷地だったのですが、かなり昔に建てた貸家なので、
現在の建築基準法が適用される以前に建てた建物と推測できます。・・で、
知人の社長さんは、『建物がボロボロで使えないなら、とりあえず更地にしましょう!』と助言したそうです。
もっと深く考えたら、そのような助言にはならないはずですよね。
道路の調査結果を私は知りませんが、おそらくは再建築不可と思います。
その場合、現況の建物を【とりあえず】解体して更地にしたら・・その先、ずーっと更地かもしれません。
現況の建物を壊さず、無理矢理(笑)に直して使えば、当面は収益が期待できます。
ま、所有者が考えて決める事ですが、不動産屋が相談を受けたのなら・・所有者の立場に立ち、
リスクを検証したうえで助言をした方がいいと思います。