コンサルティング業をしているKさんは、さまざまな人と接する中で、
仕事が順調に進む人とそうでない人の違いに気づきました。
仕事が思い通りに進まない人が、
現状の厳[きび]しさに対して愚痴[ぐち]めいた言葉をいつも口にしているのに比べ、
順調に進んでいく人は、厳しい状況は同じであっても、常に「こうしたいね。
こうなったらいいね」と夢を語っているのです。
夢を語っている人の表情は、イキイキと喜びに満ちていて、
周囲に明るい雰囲気がかもし出されます。
するとその人の周囲には人が集まり、その夢を共に実現しようとする応援者まで現[あら]われます。
一方、現状の厳しさにとらわれている人は、どうしても言葉や表情が暗くなり、
結果として周囲の人を遠ざけることになっているのです。
夢を持つことは、未来に対して明るい心を投げかけることであり、
その明るさが仕事を成功に導くうえで欠[か]かせない、よきパートナーとの出会いにつながります。
この気づきを得てから、Kさんも夢を持ち続けていこうと決心したのでした。