電柱と支線
土地を仲介する際に、『電柱と支線』には注意する必要があります。
電柱に関する苦労話は数多くあります。狭い土地だと道路に面する
間口が7m~10m程度です。そこに電柱及び支線があれば車の出入りも
楽ではありません。支線が無くて物件の端にあるのなら良いですが、
中央に立っていると困りますね。
・・で、移設の手続きをするのですが、移設できる範囲は、隣の電柱との
・・で、移設の手続きをするのですが、移設できる範囲は、隣の電柱との
距離が関係します。また、隣接地の前面に移設したいのであれば隣接地の
承諾が必要です。しかし、お隣さんだって我が家の前に電柱が移設されるのは嫌です。
車庫の邪魔になる場合もありますし迷惑な話ですので難しいですね。
多くの場合、敷地内か敷地の前でしか移動できないのです。
多くの場合、敷地内か敷地の前でしか移動できないのです。
敷地内であれば移設する費用が個人負担なしで行えるケースもありますが、
敷地の前(道路)の範囲で移動を要望するのなら移設費用の個人負担が発生します。
敷地の前が私道なら、私道の所有者の承諾も必要です。公道なら道路管理者の
承諾が必要です。
不動産業者が買主となる取引なら、そのへんは理解したうえで買うのですから
不動産業者が買主となる取引なら、そのへんは理解したうえで買うのですから
問題になりませんが、一般消費者が購入する契約なら、電柱に関して細かく
調査して、移設費用や移設できる範囲、建築の際には車庫の入口や建物の
設計にも影響する事を説明しておく必要があります。
営業担当者だけの判断で、「あっちの方に動かせば大丈夫!」なんて
営業担当者だけの判断で、「あっちの方に動かせば大丈夫!」なんて
安易に考えていると、「説明を受けていない!」とか、「大丈夫って言ったじゃない!」
と責められる事になりますよ・・・・