不動産・雑感

公開日:

不動産の売却依頼を受ける際に、依頼人から購入時の資料見せてもらいます。
 
チラシとか、重説とか契約書とか、当時の登記簿等、持っているもの全てです。
 
昭和の頃の資料を見て、懐かしいと思いつつ、(それにしても、いいかげんな資料だな・・)と思った事もあります。

実際は、【いいかげん】でも【手抜き】でも無いんですよ。当時はそれで良かったのです。
 
時代の変化というか、法律もどんどん細かくなり、説明する項目も、書類の内容も、種類も、枚数も増え続けて
 
現在に至ります。昔のカンタンな不動産契約書類も、今なら【業法違反】ですが、
 
昔は適法・合法だったわけですから、昔の不動産屋がテキトウでいいかげんだったわけでは無いのです。

職場環境とか労働環境もずいぶん変わりましたよ。常識も変わりました。
 
労働環境や労働条件も今と昔では違うわけで、昔は営業会社の大半が、今でいう【ブラック企業】ですよ。
 
それが普通だったから、問題にならなかっただけです。現在は労働環境がどんどん甘くなり、
 
昔の【普通】が現在の【ブラック】となったわけです。ブラック企業が増えたわけではなく、
 
ブラック企業に該当する基準が引き下げられて、普通の営業会社も抵触するようになったのかも知れない。