不動産仲介(売買)は、言葉どおり【不動産を仲介する】わけですが、実際は、【売主と買主の仲介】であり、
そこの難しさがあるんですよ。
ある売物件を宣伝広告して、購入希望者が現れた・・売買金額もOK・・契約条件もOk・・買主は現金決済・・
それでも、決まらない事があります。売主が『あの購入希望者には売りたくない』とか、
買主が『あの売主とは契約したくない』・・なんて話は少なくありません。
物件の案内した時や、その後の契約交渉等で、何か気に入らない事があり、そのような結末を迎えるわけです。
もちろん、仲介者が間に入って、商談が上手くいくように努力するわけですが、
仲介担当者の能力には個人差があります。
言われた事をそのまま伝えるだけの事しかできない者もいます。
売主も買主も自分に利益のある方向で話を進めて欲しいわけですから・・
お互いの本音をそのまま伝えたら、商談が壊れないほうが不自然です。必ず壊れますよ。
手馴れた営業マンが、言って良いこと、悪いことを判断したり伝えるべきこと、
伝える前に再度、説得すべきことを判断したりと、できる範囲で努力するわけです。